田辺市奇絶峡にて
体長4ミリにも満たないカシルリオトシブミがイタドリの葉を切り出して、くるくると丸めて揺籃・ゆりかごを作っているところです。
この中に卵が産みつけられていて、揺籃が完成すると葉から切り離して下に落します。
卵から孵った幼虫はこの「ゆりかご」の中で育ちますよ~。
このゆりかごを「落とし文」に見立てての種名ですが、何とも風雅な名前ですね。^ ^
小さな体でこの匠の技は神業と言えます。
ヒメコブオトシブミは体長約5ミリで、上翅にコブがあります。
カラムシやコアカソで揺籃を作るそうですが、一度も見たことがありませんので作っているシーンを見てみたいものです。
ヒメクロオトシブミは体長約6ミリで、フジ、バラ、コナラなどの葉で揺籃を作るそうですが、こちらも見たことがありません。
カシルリオトシブミ 5/25 ヒメコブオトシブミ 5/29 ヒメクロオトシブミ 5/23。
☆彡 ぜひ、こちらも↓あわせてご覧下さいませ。
カシルリオトシブミと酷似する数種があって、厳密には顕微鏡下でないと同定できないそうですが、イタドリで揺籃を作っているので、ここではカシルリオトシブミとしました。
- 関連記事
-
- ショウジョウトンボ♂ 今季初撮りだよ
- カシ ルリオトシブミ ヒメコブオトシブミ ヒメクロオトシブミ 小さな匠の技の持ち主だよ
- クロイトトンボ 繁殖期真っただ中だね
スポンサーサイト
最終更新日 : 2022-05-31