和歌山県みなべ町 2020.9.27.
13日ぶりに、新たに2羽(オスとメス)のセイタカシギが飛来しました。
どちらも第二回冬羽に換羽中で、そのステージらしい特徴が翼に見られましたよ。
手前のメスについて、以下に第二回冬羽ならではの特徴をご覧いただきましょう。
尚、今回の投稿内容はかなりマニアックと言えますので、中級以下の方には難解ですが、これこそ野鳥観察の奥深い醍醐味と言えますので、少しお付き合いくださいませ。
下嘴の基部に赤味がありますが、これが幼鳥と昨年生まれの(第一回夏羽から第二回冬羽に換羽中の)若いセイタカシギに見られる特徴なのです。
暗褐色の上面がメスらしさなのですよ~。
採餌の瞬間、広げた翼の様子を撮ることができました。
初列風切は外側の2枚だけ(退色した)幼羽を残して、他の8枚(P3-10)は新羽に換羽しています。
一方、次列風切は一部が新羽(S1-2)ですが多くは羽先が白い幼羽を残しています。
第二回冬羽に換羽中のセイタカシギは、このような換羽段階が見られて、とても興味深いのです。
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最終更新日 : 2021-08-22